アクティビティ・ケアとは

高齢者のQOL(Quality of Life:生活の質、人生の質)を高め、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)を維持することは、人生のフィナーレを輝かせるためにとても大切なことです。
特に介護予防が必要な方や、要介護や認知症の高齢者、障がい者に人生を楽しんでいただくためには、身体の栄養だけでなく、心の栄養が欠かせません。
手工芸や音楽などの芸術文化活動や、体操やゲームも交えた遊び文化活動、さらには、花見や散歩といった外出活動などのアクティビティを、一人ひとりの生活文化や人生歴も大切にしながらコーディネートする支援が求められています。こうしたさまざまな活動をコミュニケーションスキルと計画に基づいて実践する「アクティビティ・ケア」がこれからの介護現場では大いに役立ちます。

高齢者アクティビティ開発センターとは

私たちは1986年より高齢者のアクティビティ・ケアについて研究・指導を重ね、高齢者の心の栄養補給についてのさまざまな情報を発信してまいりました。
2005年からはアクティビティ・ケアの専門家として初級「アクティビティ インストラクター」と中級「アクティビティ ディレクター」の養成を始め、2018年現在では8000名を超えるアクティビティ インストラクター、700名を超えるアクティビティ ディレクターが全国各地の福祉施設で活躍しています。


3つの
ステップ

要介護高齢者の生活の質を高める専門家養成

欧米諸国の高齢者福祉施設では「アクティビティ ディレクター」が重要な存在です。そして日本でも、理論とスキルを持ち合わせ、芸術と遊びを中心とした生活介護をデザインできる専門家が必要です。当センターではアクティビティについて学んでいただくために、3つのステップの講座を開催しています。

アクティビティ
インストラクター
(1日)

初級講座

アクティビティ・ケアの基礎を学ぶ

介護予防・要介護高齢者の芸術、文化、遊び、スポーツなどのQOLを高める「アクティビティ・ケア」についての最新の基礎知識と、実践的なコミュニケーションスキルを学ぶ講座です。

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アクティビティ
ディレクター
(2か月)

中級講座

アクティビティ・ケアの実際を学ぶ

アクティビティ インストラクター取得者のための中級講座です。芸術や遊びを中心としたケアを企画・実施でき、施設のアクティビティサービスや在宅、介護予防でリーダー的な人材を目指します。

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アクティビティ・ケア
実践フォーラム
(全国大会)

アクティビティ・ケア
フォーラム
(ブロック大会)

継続学習&情報交換

2019年1月13日(日)・14日(祝)
東京
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2018年11月18日(日) 岩手県盛岡市
2018年12月15日(土) 北海道釧路市
2019年2月頃予定 熊本県熊本市

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アクティビティ・ケア推進施設からの声

日本一アクティビティ
ディレクターが多い施設

六角僚子さん

茨城県
NPO法人認知症ケア研究所代表理事

デイサービスセンターお多福を立ち上げて10年以上経過しました。以前勤務していた病院でアクティビティ部門を立ち上げたこともあり、当初からアクティビティ・ケアの重要性を感じていたところ、この資格を見つけ、スタッフ約10名がアクティビティ ディレクター資格取得でお世話になっています。アクティビティ・ケアの視点、計画の重要性など多くのことを学び、お多福は毎日笑顔の絶えない施設になっております。

芽生えたプログラムスタッフとしての
自覚と責任

川瀬弓子さん

新潟県
(医)川瀬神経内科クリニック

通所リハビリテーション樫の森 事務長

私たちは平成8年から認知症の患者様とそのご家族と「その日一日をどうすごすか?」を模索し「私たちが入りたい場を創る」をコンセプトに「樫の森プログラム」を創案し実践してきました。スタッフはディレクターを受講し、自分たちが「樫の森プログラムスタッフ」であることの自覚と責任が芽生えました。また他施設の方と交流することで自分を振り返り、わが施設を客観的にみることもできるようになりました。

その人らしさを意識したケアを実現

久間雅文さん

長崎県
地域密着型特別養護老人ホーム

アメニティ いわど 施設長

スタッフにインストラクターを取得させたところ、入居者の笑顔や表情がよくなってきたので、より専門的な知識を身につけてもらおうと思いディレクターを受講させました。資格取得後は、入居者一人ひとりの生活歴やその人らしさを意識するようになったと思います。レクやクラブ活動への参加をスムーズに行えるようになり、入居者の笑顔と意欲を引き出すことができるようになりました。

自ら考え、自主的に動けるスタッフに

吉本 洋さん

熊本県
老人総合福祉施設

グリーンヒルみふね 施設長

多種多様な趣味や嗜好を持つ団塊の世代に対応できるのか?日々、言葉では伝えるものの、理想論では?との声もあり現場との温度差を感じていたのがきっかけで受講をすすめました。受講後「利用者との関わりにもっと時間を使ってもいいんじゃないか」「この人にとって、こうでもいいんじゃないか」「自分のキャラクターを出し、瞬間的に利用者を楽しませてあげたい!」と実践する職員が確実に増えました。

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